- WealthNaviとSUSTENの選ぶポイントを知りたい
- WealthNaviとSUSTENの違いを知りたい
- ロボアド投資が気になっている
「資産運用を始めたいけど、どのロボアドを選べばいいのかわからない…」
そんな悩みを抱えている投資初心者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、人気のロボアド「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「SUSTEN(サステン)」を、初心者でも比較しやすい4つのポイントでわかりやすく解説します。

自分に合ったサービスを選ぶヒントに、ぜひご活用ください!

ステテコ
- 資産形成・投資が趣味の理学療法士
- 「未経験・投資初心者でもできる資産形成」を発信
- 貯金0円→総資産300万円到達
安定したシンプル運用なら「WealthNavi」、少額から分散投資を重視するなら「SUSTEN」

「WealthNavi」と「SUSTEN」はどちらもおまかせで運用ができる便利なサービスです。
投資スタイルや重視するポイントによって向いている人が異なるため、各ポイントの特徴を抑えて選択するようにしましょう。
WealthNaviが向いている人 | SUSTENが向いている人 |
・NISAを利用して運用したい ・安定志向かつ、リスクを避けたい ・王道銘柄でシンプルな運用をしたい | ・NISAを利用して運用したい ・なるべく少額から運用をしたい ・独自の投資信託で幅広く分散投資をしたい |

同じロボアドでも違いがあります
WealthNaviとSUSTENの比較
![]() 公式HPより引用 | ![]() 公式HPより引用 | |
利用者数 | 41万人※1 | 1.5万人※2 |
預かり資産 | 1兆4,000億円※3 | 30億円※4 |
運用開始時期 | 2016年7月 | 2021年2月 |
運用対象 | 上場投資信託 | 投資信託 |
対象銘柄 | 米国株式、先進国株式、新興国株式、債券、不動産、金 | ETFを主体とした先進国株、新興国株、国債、社債、金など |
手数料※5 | 通常口座:1.1% 新NISA:0.693〜0.733% | 通常口座:0.12〜0.58%+一部成果報酬 新NISA:0.12〜0.58% |
ポイント投資 | × | × |
NISA対応 | ◯ (つみたて投資枠・成長投資枠) | ◯ (つみたて投資枠・成長投資枠) |
最低投資金額 | 1万円 | 1円 |
最低積立金額 | 1万円〜 | 1万円〜 |
その他 | ・長期割あり ・NISAの利用でさらに手数料割引あり | ・NISA制度を利用可能 ・長期積立てによるキャッシュバック還元あり |
いずれのロボアドも、NISAを利用して運用できるというメリットがあり、長期的な運用でも効率的に資産形成を行えます。
運用開始時期が早かったこともあり、利用者数や預かり資産の規模はWealthNaviの方が大手といえます。

その他の比較ポイントの詳細を解説していきます
選ぶときに抑えたい4つのポイント
運用対象の種類
WealthNaviは上場投資信託(ETF)、SUSTENは投資信託で運用を行うという違いがあります。
![]() 公式HPより引用 | ![]() 公式HPより引用 | |
資産区分 | 上場投資信託 (ETF) | 独自の投資信託 |
種類 | 6種類 (米国株・日欧株・新興国株・債券・金・不動産) | 3種類 (株式ファンド・複合戦略ファンド・債券ファンド) |
その他 | NISA口座の運用で、IVV(米国株)を運用 | リスクレベル6・7(NISA口座)では、米国株式ファンド(米国株式アグレッシブ・ポートフォリオ:GeoMax)を運用 |
WealthNaviが運用対象にしているETFはVTIやAGG、IYRなど米国中心の王道銘柄で運用をしていきます。
米国主体ですが、米国以外の株式や金などにも分散して運用するため、バランスのとれた資産形成が可能です。
SUSTENでは独自のファンドを利用して運用を行うため、より色々な種類の資産に分散して運用を行います。

それぞれメリット・デメリットが異なるため、どちらのスタイルがあっているかで決めましょう
手数料の違い
![]() 公式HPより引用 | ![]() 公式HPより引用 | |
手数料※1 | 通常口座:1.1% NISA:0.693〜0.733% | 通常口座:0.12〜0.58%+一部成果報酬 新NISA:0.12〜0.58% |
その他の費用 | ETF保有コスト 年率0.07〜0.13%程度 | 信託報酬(最大 年率0.88%) +その他手数料※2 |
実質手数料合計※ | 通常口座:1.17〜1.23% NISA:0.763〜0.863% | 通常口座:最大1.0〜1.46%+一部成果報酬+その他手数料 新NISA:最大1.0〜1.46%+その他手数料 |
通常の手数料であれば、独自の投資信託で運用を行う「SUSTEN」の方が手数料を抑えて運用できます。
しかし、ここで注意すべきなのが「その他の費用(主に信託報酬)」であり、合算すると実質的な手数料で大きな差がでます。

SUSTENの方が手数料が高くつく可能性があります
ちなみに、SUSTENの「その他の手数料」は、運用状況等により変動するため料率・上限額等は不明となっています。
組入有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資産の保管費用、監査費用、信託財産に関する租税等、保有する期間等に応じてご負担いただく費用があります。運用状況等により変動するため、事前に料率や上限額等を表示することができません。
公式HPより引用
割引制度の特徴の違い
いずれのロボアドも、資産額や運用期間による割引制度があります。
![]() 公式HPより引用 | ![]() 公式HPより引用 | ||
特徴 | 総資産額・積立期間によって年間手数料を割引 | 運用報酬の一部をキャッシュバック(再投資) | |
詳細 | 割引率 | 還元率 | |
通常口座、旧NISA口座 | 新NISA口座 | 最大年率0.1%相当 | |
0.011〜0.11%※ | 0.073〜0.099%※ | ||
対象 | 対象 | ||
預かり資産の残高 (WealthNavi for 〇〇は対象外) | NISA口座残高のうち、SUSTENが信託報酬を受け取る投資信託の残高(課税口座は対象外) |
WealthNaviでは、総資産額や積立期間によって手数料が割引かれ、SUSTENでは運用報酬の一部がキャッシュバックされ再投資されます。
割引率・還元率を比較するとSUSTENの方がお得ですが、WealthNaviは資産全体の手数料が割引対象であるのに対し、SUSTENはNISA口座残高が還元対象という違いがあります。
例えば、SUSUTENではNISA口座の年間利用額を超えた場合、課税口座にて運用されますが、その場合の課税口座の残高はキャッシュバックの対象になりません。

「最大」0.1%ということもあり、実際の還元率はどの程度かは不明です
最低投資金額
WealthNaviでは、1万円からサービスを利用できるのに対し、SUSTENでは1円から利用できます。
そのため、SUSTENの方がサービス開始のハードルが低くなっています。

ちなみに、積立て金額はいずれも1万円から設定できます
どんな人に向いている?タイプ別のおすすめ
WealthNaviが向いている人![]() 公式HPより引用 | SUSTENが向いている人![]() 公式HPより引用 | |
投資スタイル | 「シンプルに長期運用したい」 | 「分散投資で資産運用をしたい」 |
投資経験 | 初心者~中級者向け | 初心者向け |
性格 | 安定志向、リスクを避けたい 難しいことはおまかせしたい 仕組みは簡単がいい | なるべくリスクを分散させたい 難しいことはおまかせしたい 細かい機能を求めたい |
理解度・操作性 | シンプルな方が安心 | やや複雑 |
リバランス頻度 | 少なめ | 多め |
WealthNaviとSUSTENは、いずれも「おまかせで資産運用ができる」という点では共通していますが、投資スタイルや考え方の違いによって、向いている人も異なります。
たとえば、なるべくシンプルに始めたい初心者の方にはWealthNaviが使いやすく、より多くの銘柄に分散したい方にはSUSTENの方が魅力的に感じるかもしれません。

自身の投資スタイルに合わせて選択しましょう
まとめ:運用スタイルに合わせて選択しよう!
- シンプルで王道な運用を求めるなら「WealthNavi」
- 幅広い分散投資を少額から始めたいなら「SUSTEN」
- 大きな違いとしては、運用対象の種類と実質手数料
どちらも「おまかせ運用」ができる便利なロボアドですが、サービス内容には明確な違いがあります。
自身の投資スタイルや重視したいポイントを整理して、それに合ったサービスを選びましょう。

将来に向けた資産形成の第一歩として、後悔のない選択をしましょう