- iDeCoを始めてみたい
- 楽天証券のメリット・デメリットを知りたい
- どこの証券会社で始めるか悩んでいる
iDeCoは国が推奨する節税制度の1つです。
新NISAと比べると認知度が低いため利用者も少ないですが、誰でも始められる節税対策になります。
そんなiDeCoですがどこの口座で始めるべきか悩む人も多いのではないでしょうか?
今回は、iDeCoを楽天証券で始める時のメリット・デメリットを解説します。
iDeCoを始めるきっかになれば幸いです!
ステテコ
- 理学療法士の傍、ブログや副業を継続
- 副業・資産形成・理学療法士向けコンテンツを発信
- 30代、急性期病院勤務(転職2回)
楽天証券のiDeCo
iDeCo口座開設数※1 | 約79万口座 | ||
積立て可能金額 | 毎月5,000円から1,000円単位で変更可能 上限額は加入者の職種によって異なる | ||
運営管理手数料 | 0円 | ||
取扱銘柄数※2 | 36 | ||
対応金融機関 | ■ ネット銀行 | ||
楽天銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、GMOあおぞらネット銀行、SBI新生銀行、あおぞら銀行 | |||
■ 都市銀行 | |||
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行 | |||
■ ゆうちょ銀行 ■ 三井住友信託銀行 ■ 各種地方銀行、各種信用金庫、各種労働金庫、各種信用組合、農業協同組合 |
※1 2023年12月末累計、詳細はこちら
※2 2024年4月20日時点、詳細はこちら
楽天証券は楽天グループが運営する大手のネット証券の1つです。
大手のSBI証券と同様に知名度も高く、iDeCoの口座開設数も業界トップの水準となっています。
iDeCoを楽天証券で始めるメリット
運営管理手数料が無料
iDeCoでは金融機関だけでなく国民年金基金連合会や信託銀行も関与するため支払う手数料の種類が多いです。
項目 | 支払い先 | 金額(税込) |
---|---|---|
加入時のみ | 国民年金基金連合会 | 2,829円 |
毎月かかる手数料 | 国民年金基金連合会 | 105円/月 |
信託銀行 | 66円/月 | |
金融機関 (運営管理手数料) | 0〜500円程度/月 | |
給付時にかかる手数料 | 信託銀行 | 440円/回 |
還付時にかかる手数料 | 国民年金基金連合会 | 1,048円/回 |
信託銀行 | 440円/1回 | |
移換時にかかる手数料 | 元の金融機関 | 4,400円程度 |
運営管理手数料は各金融機関によって異なりますが、楽天証券では積立て金額や銘柄の種類に関わらず「運営管理手数料」が無料となります。
他の手数料に関してはどこの金融機関も同じなため、選ぶポイントとして重要になってきます。
運営管理手数料無料は大きなメリットになります!
人気のインデックスファンドが選べる
楽天証券では「楽天・S&P500インデックス・ファンド」や「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天・オールカントリー)」などの低コストのインデックスファンドが選べます。
これらの銘柄を選択できるのは楽天証券のみで、いずれも業界最安水準の信託報酬になります。
銘柄 | 信託報酬 |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー) | 0.0561% |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.077% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天VTI) | 0.162% |
iDeCoの制度上、基本的に途中解約ができず原則60歳まで積立てなければなりません。
そのため長期的の積立てでは信託報酬が低い方がメリットとして大きいです。
iDeCoでVTI(楽天VTI)を取り扱っているのも魅力です!
専用IDで資産確認を一元化できる
楽天証券ではアプリやブラウザ上において、NISAや株式投資・投資信託など他の運用投資商品を同じIDを使用して管理できます。
まとめて確認や管理ができるのは楽ですね!
iDeCo専用のコールセンターがある
楽天証券ではiDeCo専用のコールセンターがあり、土日祝日も問い合わせることができます。
平日仕事が多い人であったり、投資初心者の方でも安心して相談や質問をすることができます。
楽天証券:iDeCo専用ダイヤル
- フリーダイヤル:0120-545-401
- 携帯電話:0570-000-401 または 03-6739-1363(有料)
- 受付時間:平日 8時半〜19時、土日 9〜17時
問い合わせ窓口が大きいのは安心できます!
無料で読めるマネー本が増量
楽天証券では総合口座があれば無料でマネー本を読めるサービスがあります。
合わせてNISAまたはiDeCoの利用で読めるマネー本が増えるため、よりお得に利用することができます。
スマートフォン、パソコン、電子書籍リーダー、タブレット端末などに対応しているため、隙間時間に読むことができます。
初心者向けの内容のマネー本も多いためオススメです!
iDeCoを楽天証券で始めるデメリット
選べる銘柄に制限がある
各金融機関によってiDeCoで選べる銘柄に特徴が異なります。
商品のラインナップに関しては楽天証券のiDeCoの本数は大手の証券会社とほぼ互角です。
銘柄 | 商品取扱数 |
楽天証券 | 36 |
SBI証券 | 38 |
松井証券 | 40 |
マネックス証券 | 28 |
商品の種類では楽天証券のiDeCoは債券やバランス型の投資信託の商品が手厚い傾向にあります。
そのため、バランス重視の安定した資産形成をしたい人に向いています。
別の特徴として楽天証券のiDeCoでは前述した「楽天」シリーズの銘柄を選べますが、積立て投資に人気の「eMAXIS Slim」シリーズは選べません。
いずれにしろ複数の銘柄を選び分散投資がおすすめです!
楽天ポイントがつかない
新NISAでは条件によって楽天ポイントがつく場合がありますが、iDeCoでは楽天ポイントがつきません。
ただし、これに関してはどこの金融機関でもポイントはつかないためそこまで気にすることもないでしょう。
iDeCoの特性である節税効果が大きいのでしょうがないかと…
元本割れする可能性がある
iDeCoでは株式や債券などの投資信託の商品を運用した場合に元本割れする可能性があります。
元本割れをしたくない方は、元本確保型の商品(定期預金)もあるので検討してもいいかもしれません。
楽天証券では「みずほDC定期預金(2024年4月現在の適応金利:0.025%)」があります。
利率は低いですが、積立て金額の控除の恩恵が受けられます!
楽天証券でiDeCoを始めるのに向いている人
- 楽天証券で証券口座を持っている人
- 資産管理を一元化したい人
- 楽天独自の銘柄で運用していきたい人
- 極力運用コストを減らしたい人
楽天証券のiDeCoでは楽天独自の銘柄が積立てられたり、マネー本が無料で読めるなどお得なサービスが沢山あります。
サポート内容やカスタマーサービスも充実しているため誰でも使いやすい仕様となっています。
誰でも安心して利用できますね!
まとめ:楽天証券にしかないサービスが充実!
- 使いやすさやマネー本の購読など楽天証券独自のサービスが充実
- eMAXIS Slimシリーズが選べなかったり、金融機関によって銘柄が違うのがデメリット
- 資産管理を一元化したい人や楽天独自の銘柄で運用していきたい人におすすめ
口座管理料以外の手数料に関してはどこの金融機関も同じになります。
そのため、積立てていきたい銘柄の種類や利便性に着目して証券口座を選ぶべきです。
楽天証券のiDeCoはバランス良く分散投資もでき、資産管理も楽にできるためiDeCoデビューにピッタリといえるでしょう。
楽天証券でiDeCoを始めてみてはいかがでしょうか?