- ウェルスナビ×Rが気になっている
- ウェルスナビ×RとWealthNaviの違いを知りたい
- どちらを選ぶべきか知りたい
先日、大人気のロボアドであるWealthNavi(ウェルスナビ)と楽天証券がコラボしました。
その名も「ウェルスナビ×R」
そのまんま楽天の「R」がつきましたが、本家の「WealthNavi」との違いに疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、サービスは同じなのか?どちらをを選ぶべきなのか?などを解説します。
始めるときの参考にしてみて下さい
ステテコ
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運用商品はほぼ同じ!他のポイントを考慮して選ぼう
どちらもWealthNaviのサービス内容がベースとなっているため、運用商品はほぼ同じです。
違いとしては、使用するNISA口座の種類や、手数料・ポイント還元などの内容になります。
WealthNaviが向いている人 | ・新NISAの「つみたて投資枠」・「成長投資枠」を利用したい人 ・コストを抑えて運用したい人 |
ウェルスナビ×Rが向いている人 | ・新NISAの「成長投資枠」を利用したい人 ・楽天ポイントを利用して運用したい人 ・楽天経済圏を活用している人 |
各々の運用スタイルに合わせて選びましょう!
WealthNaviとウェルスナビ×Rの比較
公式HPより引用 | 公式HPより引用 | |
利用者数 | 41万人※1 | 不明 |
預かり資産 | 1兆3,000億円※2 | 不明 |
運用対象 | 投資信託 | |
対象銘柄 | 米国株式、外国株式、債券、REIT、金 | |
手数料※3 | 通常口座:1.1% 新NISA:0.693〜0.733% | 1.1% |
ポイント投資 | × | ◯ |
新NISA対応 | ◯ (つみたて投資枠・成長投資枠) | ◯ (成長投資枠) |
最低投資金額 | 1万円 | 1万円 |
その他 | ・長期割あり ・新NISAの利用でさらに手数料割引あり | ・楽天クレジットカード決済可能 ・楽天キャッシュ決済可能 ・SPU対象 |
※1 2024/7/4 時点
※2 2024/9/30 時点
※3 税込・年率表記
基本的なサービス内容はほとんど同じになります。
細かな部分としては、「ウェルスナビ×R」はウェルスナビ株式会社が助言し、楽天投信投資顧問株式会社によって運用されるファンドで資産形成を行っていきます。
ウェルスナビ×Rの運用に関する最終的な意思決定は委託会社である楽天投信投資顧問が行うため、ウェルスナビ×Rの実際の運用が WealthNavi の助言内容と乖離する可能性があります。
ウェルスナビ×Rのホワイトペーパーより引用
対象銘柄はWealthNaviとほぼ同じ構成となっていますが、運用方針は本家と異なる可能性があることを考慮しなければなりません。
助言はするけど運用決定は任せてます!ということですね
選ぶときに抑えたい3つのポイント
実質手数料の合計
公式HPより引用 | 公式HPより引用 | |
手数料※ | 通常口座:1.1% 新NISA:0.693〜0.733% | 1.1% |
その他の費用 | ETF保有コスト 年率0.07〜0.13%程度 | ETF保有コスト 年率0.06%程度 |
保管費用、監査費用、印刷費用等 年率0.1%程度を上限 | ||
実質手数料合計※ | 通常口座:1.17〜1.23% 新NISA:0.763〜0.863% | 最大1.26%程度 |
ウェルスナビ×Rでは通常の手数料に加えて、ETF保有コスト以外に保管費用、監査費用等の費用がかかります。
通常口座での運用では同程度の手数料になりますが、新NISAで運用すれば「WealthNavi」の方がトータルでの手数料は割安です。
さらに、WealthNaviには長く続けるほどお得な「長期割」があり、場合によってさらに手数料が安くなります。
長期的な運用ではWealthNaviの方が手数料の分お得です
NISAの利用枠の違い
WealthNaviを新NISAで利用する場合、購入時に「つみたて投資枠」・「成長投資枠」の2つを使用します。
一方、ウェルスナビ×Rでは新NISAの「成長投資枠」のみを使用します。
そのため、すでに楽天証券の「つみたて投資枠」を利用している場合でも利用可能です。
楽天証券を利用すれば、2つの枠で積立て購入が可能です
ポイント利用・還元の有無
WealthNaviでは基本的にはポイント利用やポイント還元などのサービスはありません。
一方、ウェルスナビ×Rでは購入時に楽天ポイントを利用でき、SPUの対象にもなります。
そのため、楽天経済圏を利用されている方にとって、お得に利用することができます。
ポイント投資で運用するならばウェルスナビ×Rがおすすめです
実際どのくらい差がある?年でかかる手数料のシュミレーション
例)NISAを利用し、「リスク許容度1」の運用で「3万円/月」を積立てる場合
- WealthNavi手数料:0.693%(リスク許容度1の手数料)+0.13%(ETF保有コスト)=0.823%
- ウェルスナビ×Rの手数料:1.1%+0.06%(ETF保有コスト)+0.1%(その他の費用)=1.26%
ここから1ヶ月あたりの手数料を求めていきます
1ヶ月あたりの手数料算出方法:資産合計×合計手数料÷12(ヶ月)
公式HPより引用 | 公式HPより引用 | |
1ヶ月目資産:30,000円 | 20円 | 31円 |
2ヶ月目資産:60,000円 | 41円 | 63円 |
3ヶ月目資産:90,000円 | 61円 | 94円 |
4ヶ月目資産:120,000円 | 82円 | 126円 |
5ヶ月目資産:150,000円 | 102円 | 157円 |
6ヶ月目資産:180,000円 | 123円 | 189円 |
7ヶ月目資産:210,000円 | 144円 | 220円 |
8ヶ月目資産:240,000円 | 164円 | 252円 |
9ヶ月目資産:270,000円 | 185円 | 283円 |
10ヶ月目資産:300,000円 | 205円 | 315円 |
11ヶ月目資産:330,000円 | 226円 | 346円 |
12ヶ月目資産:360,000円 | 246円 | 378円 |
1年間合計手数料 | 1,599円 | 2,454円 |
このように月々の手数料は雪だるま式に増えていくため、長期の運用をでは手数料の差は大きくなります。
今回の条件では、WealthNaviの方が合計手数料は安くなりましたが、楽天ユーザーであればこの差をポイント投資で埋めることも可能です。
WealthNaviの利用が「通常口座」なのか「NISA口座」なのかで手数料も変わるためよく検討してみましょう。
楽天キャッシュ決済やクレカ決済でポイントも獲得でるのもメリット!
まとめ:NISA枠や手数料を考慮して選ぶべし!
- どちらも新NISAに対応し、非課税でロボアドを利用できる
- 最も手数料を安く運用できるのは「WealthNavi」
- ポイント投資やSPUなどを利用できれば「ウェルスナビ×R」もお得に運用できる
いずれも片手間で運用できるため、忙しい人や投資慣れしていない人にとっては魅力的なサービスです。
単純な手数料だけみればWealthNaviがお得ですが、ポイント投資に注目するとウェルスナビ×Rにもメリットがあります。
それぞれの特徴を考慮し、自身に合った選び方をしていきましょう。
特にNISA口座は1つしか選べないため、慎重に選びましょう!