- iDeCoを始めてみたい
- 楽天証券とSBI証券どちらで始めるか悩んでいる
- それぞれのメリット・デメリットを知りたい
NISAと並び節税対策にも人気の「iDeCo(イデコ)」。老後の資産形成目的で利用する人が増えてきています。
そんなiDeCoですが、どこの証券会社で選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は大手のネット証券である楽天証券・SBI証券どちらで新NISA始めるべきかを比較してみました。
この記事を読めばどちらで開設すべきかわかります!
ステテコ
- 30代会社員(理学療法士)
- 30代でもできる副業や資産形成・理学療法士向けコンテンツを発信
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楽天証券・SBI証券それぞれに利点あり!
NISA同様、iDeCoも1つの証券口座しか利用できないため、選ぶ際は注意が必要です。
結論からいうと極力手数料を抑えて効率よく運用したいのであれば楽天証券、eMAXISシリーズの商品を選ぶならSBI証券を選んだ方がいいです。
また、それぞれの特色が異なるため証券口座を選ぶ際の参考にしてもらえたらと思います。
楽天証券とSBI証券の比較
※1 2023年12月末累計、詳細はこちら
※2 2024年4月20日時点、詳細はこちら
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※4 2024年5月時点、詳細はこちら
いずれの証券会社も積立て金額や銘柄の種類に関わらず運営管理手数料が無料ということもあり多くの方から選ばれています。
口座数の違いは多少ありますが、その他の概要はほぼ同じです。
そのため選ぶためのポイントとして、以下のポイントを抑えておきましょう。
取扱銘柄の種類や割合
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取扱銘柄数はほぼ互角ですが、各証券会社によって運用商品の種類や割合が異なります。
▶︎楽天証券の場合
楽天証券のiDeCoは債券や不動産などバランス型の投資信託の商品が手厚い傾向にあります。
ポートフォリオの配分によっては、よりリスクを回避した運用方針が可能です。
バランス重視の安定した資産形成をしたい人に向いています!
▶︎SBI証券の場合
SBI証券のiDeCoでは株式(国内・国外)の割合が多い構成になっています。
若干ながら、楽天証券よりも取扱銘柄数が多いため運用方針の選択の幅も広いです。
多くのリターンを狙っていきたい人におすすめ!
各証券会社の主要銘柄
主要銘柄 | ■ 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー) ■ 楽天・S&P500インデックス・ファンド ■ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天VTI) | ■ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ■ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) ■ SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま 全世界株式) |
▶︎楽天証券の場合
楽天証券では「楽天・S&P500インデックス・ファンド」や「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天・オールカントリー)」などの低コストのインデックスファンドが選べます。
銘柄 | 信託報酬 |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー) | 0.0561% |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.077% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天VTI) | 0.162% |
これらの銘柄を選択できるのは楽天証券のみで、いずれも業界最安水準の信託報酬になります。
iDeCoでVTI(楽天VTI)を取り扱っているのも魅力です!
▶︎SBI証券の場合
SBI証券では大人気の「eMAXSIS Slim」シリーズを選ぶことができ、以下の商品が選べます。
銘柄 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.1518%以内 |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 0.154%以内 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.09889%以内 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.05775%以内 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372%以内 |
特に全世界株式やS&P500を選べるのは大きいです!
また、SBI証券のiDeCoの特有銘柄である「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま 全世界株式)」を選ぶことができます。
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は低コストであり、この商品1つで全世界の株式に投資できます。
各証券会社の特徴やサービス内容
楽天証券では資産確認を簡略化できたりマネー本を無料で拝読できたりと、サービスが充実しています。
SBI証券ではロボアドを利用でき、より自身にあった運用方針を決定できるのがポイントです。
ここに関してはおまけ程度で考えてもいいかもしれません!
iDeCoの注意点
ポイントがつかない
新NISAでは条件によってポイント(楽天ポイントやVポイント)がつく場合がありますが、現状iDeCoではつくことはありません。
ただし、これに関してはどこの金融機関でもポイントはつかないためそこまで気にすることもないでしょう。
iDeCoの特性である節税効果が大きいのでしょうがないかと…
元本割れする可能性がある
iDeCoでは株式や債券などの投資信託の商品を運用した場合に元本割れする可能性があります。
元本割れをしたくない方は、元本確保型の商品(定期預金)もあるので検討してもいいかもしれません。
※1 2024年4月時点 ※2 2024年5月時点
利率は低いですが、積立て金額の控除の恩恵が受けられます!
まとめ:iDeCoの証券会社は運用したい商品で選ぼう!
- いずれもほとんど概要は同じであるため、運用したい商品で選ぶべき
- 楽天証券では楽天オリジナルのローコスト商品を選択できる
- SBI証券では「eMAXSIS Slim」シリーズが選択できる
NISAの場合と違い、iDeCoではどちらのの証券会社も概要がほとんど同じです。
そのため、運用していきたい商品を目安に証券会社を選ぶことをおすすめします。
自身に合った選び方をしていきましょう!