- 新NISAをSBI証券で始めてみたい
- どのクレジットカードで積み立てるか悩んでいる
- SBI証券のお得な積立て方法を知りたい
新NISAをSBI証券で始めている・始めようとししている人ではどのカードを選んで積み立てるか悩む方も多いのでは?
SBI証券ではカードの種類によって積立て時の還元率が異なります。
今回は新NISAをSBI証券で利用する場合、どのカード積立てるのがお得なのかをシュミレーション別に解説します。
せっかく積み立てるならよりお得に積立てをしましょう!
ステテコ
- 理学療法士の傍、ブログや副業を継続
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- 30代、急性期病院勤務(転職2回)
どのカードを選ぶべき?
SBI証券では積立てを利用できるカードの種類が豊富!
その中でもおすすめなのが還元率や使い勝手がいい「三井住友カード」になります。よって、今回は三井住友カードでの積立てについてご紹介します。
カードの種類で変わってくる点としては積立て時の還元ポイントです。
結論からいうと、積立て金額や年会費によって選ぶカードを変えることをおすすめします。
- 年会費無料の条件を満たしている
→「三井住友ゴールドカード」or「Olive ゴールド」
- 年会費無料の条件を満たしていない
9.1万円/月までの積立て→「三井住友カード」or「Olive フレキシブルペイ」
9.2万円/月以上の積立て→「三井住友ゴールドカード」or「Olive ゴールド」
詳細を以下で説明していきます!
SBI証券の新NISA
※1 2023年6月末累計
※2 単位:本:2024年1月22日時点
SBI証券は楽天証券と並ぶ大手のネット証券の1つです。
2024年2月には証券総合口座数が1200万口座を超えました。そのため、ヘビーユーザーも多く新NISAでも選ばれています。
三井住友カードの各種類における還元率
カードの種類 | ポイント還元率 | 年会費 | |
2024年5〜10月 | 2024年11月〜 | ||
三井住友カード プラチナプリファード Olive フレキシブルペイプラチナプリファード | 5.0% | 1.0〜3.0% | 33,000円 |
三井住友カード ゴールド Olive フレキシブルペイゴールド | 1.0% | 0〜1.0% | 5,500円 |
三井住友カード Olive フレキシブルペイ | 0.5% | 0〜0.5% | 無料 |
還元率だけみれば、「三井住友カード プラチナプリファード」or「Olive フレキシブルペイプラチナプリファード」が高還元となります。
しかし、ここで注意しなければならないのが高還元となる期間と年会費です。SBI証券の積立てサービスは2024年11月から複雑な条件に変更になります。
カードの種類 | 2024年5〜10月 | 2024年11月〜 年間カード利用額によって異なる※1 | 年間最大ポイント付与数 | 年会費 | |
・三井住友カード プラチナプリファード ・Olive プラチナプリファード | 5.0% | 500万円以上:3.0% 300万円以上:2.0% 300万円未満:1.0% | 2024年5〜10月: 30,000ポイント 2024年11月〜: 36,000ポイント | 33,000円 | |
・三井住友カード ゴールド ・Olive ゴールド | 1.0% | 100万円以上:1.0% 10万円以上:0.75% 10万円未満:0% | 2024年5〜10月: 6,000ポイント 2024年11月〜: 12,000ポイント | 5,500円※2 | |
・三井住友カード ・Olive フレキシブルペイ | 0.5% | 10万円以上:0.5% 10万円未満:0% | 2024年5〜10月: 3,000ポイント 2024年11月〜: 6,000ポイント | 無料 | |
※1 年間カード利用額に「三井住友カード つみたて投資」の投信積立の利用金額は含まれない
※2 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
このように還元率の変更に合わせ、カード利用額による還元率の変動が条件として追加になります。
そのため、積立額や年会費によっては損をしてしまう可能性があります。
各積立て金額でのシュミレーション
ここでは各積立て金額や年会費の条件の有無における実質還元ポイントをシュミレーションしていきます。
3万円/月の積立ての場合
三井住友カード プラチナプリファード Olive プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド Olive ゴールド | 三井住友カード Olive フレキシブルペイ | |||||||
年会費(A) | 33,000円 | 5,500円※ | 無料 | ||||||
年間還元ポイント(B) | 5.0% | 3.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 0.75% | 0% | 0.5% | 0% |
18,000 ポイント | 10,800 ポイント | 7,200 ポイント | 3,600 ポイント | 3,600 ポイント | 2,700 ポイント | 0ポイント | 1,800 ポイント | 0ポイント | |
実質還元ポイント(B) – (A) | -15,000 | -22,200 | -25,800 | -29,400 | 年会費がかかる場合 | +1,800 | 0 | ||
-1,900 | -2,800 | -5,500 | |||||||
年会費無料になった場合 | |||||||||
+3,600 | +2,700 | 0 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
5万円/月の積立ての場合
三井住友カード プラチナプリファード Olive プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド Olive ゴールド | 三井住友カード Olive フレキシブルペイ | |||||||
年会費(A) | 33,000円 | 5,500円※ | 無料 | ||||||
年間還元ポイント(B) | 5.0% | 3.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 0.75% | 0% | 0.5% | 0% |
30,000 ポイント | 18,000 ポイント | 12,000 ポイント | 6,000 ポイント | 6,000 ポイント | 4,500 ポイント | 0ポイント | 3,000 ポイント | 0ポイント | |
実質還元ポイント(B) – (A) | -300 | -15,000 | -21,000 | -27,000 | 年会費がかかる場合 | +3,000 | 0 | ||
+500 | -1,000 | -5,500 | |||||||
年会費無料になった場合 | |||||||||
+6,000 | +4,500 | 0 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
いずれも年会費無料の条件を満たる場合は「三井住友カード ゴールド」or「Olive ゴールド」がおすすめです!
9.1万円/月の積立ての場合
三井住友カード プラチナプリファード Olive プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド Olive ゴールド | 三井住友カード Olive フレキシブルペイ | |||||||
年会費(A) | 33,000円 | 5,500円※ | 無料 | ||||||
年間還元ポイント(B) | 5.0% | 3.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 0.75% | 0% | 0.5% | 0% |
30,000 ポイント | 32,760 ポイント | 21,840 ポイント | 10,920 ポイント | 10,920 ポイント | 8,190 ポイント | 0ポイント | 5,460 ポイント | 0ポイント | |
実質還元ポイント(B) – (A) | -300 | -240 | -11,160 | -22,080 | 年会費がかかる場合 | +5,460 | 0 | ||
+5,420 | +2,690 | -5,500 | |||||||
年会費無料になった場合 | |||||||||
+10,920 | +8,190 | 0 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
年会費無料の条件を満たせない場合、9.1万円/月までなら「三井住友カード」or「Olive フレキシブルペイ」がおすすめです!
9.2万円/月の積立ての場合
三井住友カード プラチナプリファード Olive プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド Olive ゴールド | 三井住友カード Olive フレキシブルペイ | |||||||
年会費(A) | 33,000円 | 5,500円※ | 無料 | ||||||
年間還元ポイント(B) | 5.0% | 3.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 0.75% | 0% | 0.5% | 0% |
30,000 ポイント | 33,120 ポイント | 22,080 ポイント | 11,040 ポイント | 11,040 ポイント | 8,280 ポイント | 0ポイント | 5,520 ポイント | 0ポイント | |
実質還元ポイント(B) – (A) | -300 | +120 | -10,920 | -21,960 | 年会費がかかる場合 | +5,520 | 0 | ||
+5,540 | +2,780 | -5,500 | |||||||
年会費無料になった場合 | |||||||||
+11,040 | +8,280 | 0 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
10万円/月の積立ての場合
三井住友カード プラチナプリファード Olive プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド Olive ゴールド | 三井住友カード Olive フレキシブルペイ | |||||||
年会費(A) | 33,000円 | 5,500円※ | 無料 | ||||||
年間還元ポイント(B) | 5.0% | 3.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 0.75% | 0% | 0.5% | 0% |
30,000 ポイント | 36,000 ポイント | 24,000 ポイント | 12,000 ポイント | 12,000 ポイント | 9,000 ポイント | 0ポイント | 6,000 ポイント | 0ポイント | |
実質還元ポイント(B) – (A) | -300 | +3,000 | -9,000 | -21,000 | 年会費がかかる場合 | +6,000 | 0 | ||
+6,500 | +3,500 | -5,500 | |||||||
年会費無料になった場合 | |||||||||
+12,000 | +9,000 | 0 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
年会費無料の条件に関わらず、9.2万円/月以上なら「三井住友カード ゴールド」or「Olive ゴールド」がおすすめです!
三井住友カードの意外な落とし穴
最大還元率の条件
シュミレーションから「三井住友カード ゴールド」or「Olive ゴールド」ではどの銘柄の積立てを行っても高還元という結果になりました。
しかし、これには前述でも記した通り以下の条件が必要になります。
- 積立てを「三井住友カード ゴールド」or「Olive ゴールド」を選択
- 年会費無料※1、1.0%還元※2を達成
達成条件:いずれも年間カード利用額100万円以上※3
※1初年度の年会費は年間100万円の利用有無に関わらず5,500円かかる
※2ゴールドカード入会の初年度は1.0%還元、2年目以降は達成条件をクリアする必要あり。詳細はこちら
※3年会費や積立ての資金は含まれない
純粋なカード利用で達成しなければなりません!
カード利用時の還元率
年間100万円以上のカード利用は生活費や光熱費、その他の雑費などで支払ればクリアしやすいです。
ポイントとなるのはカード利用の際のポイント還元率です。
- 「三井住友カード ゴールド」or「Olive ゴールド」:0.5%(最大7%)
- 「楽天カード」:1.0%(最大15.5%)
SBI証券と対をなす楽天証券と比較すると通常購入でのポイント還元率が違います。
仮にそれぞれ100万円カード利用したとすると、積立て条件によってトータルでの還元ポイントの合算額が変わる可能性があります。
安易に高還元だけで比べるのではなく、自身にあった選び方をしましょう!
まとめ:積立て金額や年会費無料の条件によって使い分けよう!
- 年会費無料の条件を満たしている場合は「三井住友ゴールドカード」or「Olive ゴールド」
- 年会費無料の条件を満たしていない場合
9.1万円/月まで→「三井住友カード」or「Olive フレキシブルペイ」
9.2万円/月以上→「三井住友ゴールドカード」or「Olive ゴールド」
今回は新NISAをSBI証券で利用する場合におすすめのカードの選び方を解説しました。
グレードの良いカードは還元率が高いですが、年会費を考慮すると必ずしもいいとはいえません。
個人によっても変わるため、月々の積立額を把握し適切な選び方をしていきましょう。
SBI証券で新NISAをお得に運用していきましょう!