- 新NISAに興味がある
- 新NISAを楽天証券で始めるか悩んでいる
- 楽天証券のメリット・デメリットを知りたい
2024年度から新NISAに変更になり、投資枠の幅が広くなりました。
NISA口座は1つの証券口座でしか作れませんが、商品の豊富さやサービス内容からどこの証券会社で作るか悩む方も多いのではないでしょうか?
NISAを始めるときはクレカ積立ての還元率やポイントの溜まりやすさなどから選んだ方がお得になります!
今回は新NISAを楽天証券で始めるメリット・デメリットを解説します。
楽天証券を考えている方必見です!
ステテコ
- 30代理学療法士(転職2回、急性期病院勤務)
- PT向けのキャリアアップや副業・投資関連のコンテンツを発信
- 貯金0円→2年で総資産200万円到達
楽天証券の新NISA
NISA口座開設数※1 | 約515万口座 | |
クレカ積立て可能金額 | 100円〜10万円 | |
取扱銘柄数※2 | 成長投資枠 1,150 | つみたて投資枠 220 |
使用できるクレジットカード | 楽天カード | |
クレカ積立ポイント還元率 | 0.5〜1% | |
クレカ積立で得られるポイント | 楽天ポイント | |
投資信託保有で得られるポイント | 楽天ポイント |
※1 2023年12月末累計、詳細はこちら
※2 2024年4月20日時点、詳細はこちら
楽天証券は楽天グループが運営する大手のネット証券の1つです。
NISA口座開設数もトップを誇り、知名度No.1といっても過言はないでしょう。
その知名度から大手のSBI証券同様、取扱銘柄数も多いため多くのユーザーから支持されています。
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新NISAを楽天証券で始めるメリット
SPUの対象になる
SPU(スーパーポイントアップ)は楽天の各サービスを利用することでポイント倍率がUPするサービスです。
条件はありますが、SPUの対象となる楽天証券の条件に新NISAを利用することができます。
SPUの条件としては…
- 「楽天ポイントコース」とマネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券の口座連携)を設定
- 30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
- 30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍
つまり、新NISAで楽天ポイントの一部を利用して…
- 新NISAの「つみたて投資枠」
→ 30,000円以上の投資信託を購入
- 新NISAの「成長投資枠」
→ 30,000円以上の米国株式を購入
SPUの条件を達成(合わせて+1.0倍)できるため、楽天経済圏を利用している人にとってお得に利用できます。
ポイントの利用は1ポイントからでもOK!
投資信託保有でポイントが貯まる
楽天証券には以下のように投資信託の商品を保有するだけで、ポイントが溜まるサービスがあります。
- ハッピープログラムもしくは資産形成ポイント
- 投信残高プログラム
上記のサービスは新NISAで購入した投資信託も対象になります。
▶︎ハッピープログラム・資産形成ポイント
ハッピープログラムは楽天ポイントの還元率と楽天銀行の手数料が優遇されるサービスであり、楽天証券での取引手数料に応じて楽天ポイントが貰えます。
資産形成ポイントは「ハッピープログラム」対象外の場合に、楽天証券ポイントとして貰えるポイントです。
いずれも付与されるポイントは同じになります。
月末時点の残高 | 進呈ポイント |
初めて10万円に達した場合 | 10ポイント |
初めて30万円に達した場合 | 30ポイント |
初めて50万円に達した場合 | 50ポイント |
初めて100万円に達した場合 | 100ポイント |
初めて200万円に達した場合 | 100ポイント |
初めて300万円に達した場合 | 100ポイント |
初めて400万円に達した場合 | 100ポイント |
初めて500万円に達した場合 | 100ポイント |
初めて1,000万円に達した場合 | 500ポイント |
初めて1,500万円に達した場合 | 500ポイント |
初めて2,000万円に達した場合 | 500ポイント |
▶︎投信残高プログラム
対象の投資信託を保有することで残高に応じた楽天ポイントが貯まります。
投信残高プログラムの対象銘柄は以下の6つになります。
なお、これらの銘柄は投資信託のハッピープログラムや資産形成ポイントの対象からは除外となります。
名称 | 信託報酬率 (税込) | ポイント還元率 (年率) |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 年0.0561% | 0.017% |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 年0.077% | 0.028% |
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド | 年0.088% | 0.033% |
楽天・日経225インデックス・ファンド | 年0.132% | 0.053% |
楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 年0.198% | 0.05% |
楽天・SOXインデックス・ファンド | 年0.176% | 0.05% |
最大15万円までポイント還元の対象になる
キャッシュレス決済は投資信託に限り積立て可能であり、以下の支払い方法が利用できます。
- 「クレカ積立」の10万円/月
- 「楽天カードでチャージした楽天キャッシュで投信積立」の5万円/月
新NISAの「つみたて投資枠」・「成長投資枠」で投資信託の商品を購入した場合、最大15万円/月までキャッシュレス決済が可能となりポイント還元の対象になります。
ただし、銘柄やクレジットカードの種類によってポイント還元率が違うため要注意!
カードの種類 | ポイント還元率 | |
「代行手数料」0.4%未満 | 「代行手数料」0.4%以上 | |
楽天プレミアムカード | 1.0% | 1.0% |
楽天ゴールドカード | 0.75% | |
上記以外の楽天カード | 0.5% |
▶︎最大15万円/月を購入した場合
決済方法 | 獲得ポイント | |
「代行手数料」0.4%未満 | 「代行手数料」0.4%以上 | |
クレカ積立(0.5〜1%) | 500〜1,000ポイント | 1,000ポイント |
楽天カードでチャージした楽天キャッシュで投信積立(0.5%) | 250ポイント | |
合計 | 750〜1,250ポイント | 1,250ポイント |
支払いに楽天ポイントが使える
楽天証券の新NISAでは支払いに楽天ポイントを利用できます。(期間限定ポイントは利用不可)
- 新NISA「成長投資枠」:投資信託、国内株式、米国株式
- 新NISAの「つみたて投資枠」:投資信託の積立購入
→それぞれ、1ポイント1円から利用可能
ポイント利用の購入はSPUの対象にもなるので一石二鳥です!
単元未満株(かぶミニ®)が利用できる
楽天証券の新NISAでは「成長投資枠」で単元未満株、いわゆるミニ株が利用できます。
その名も「かぶミニ®」です!
本来国内株式の売買を始める場合は、100株ごとの注文になるためはある程度の費用が必要となります。
ミニ株では1株ごとから売買できるため少ない元手で始められ、楽天ポイントも利用できるのがポイントです。
より少額から投資にチャレンジできます!
毎日積立てが選択可能
新NISAの「つみたて投資枠」の積立設定では、「毎日設定」も選択できます。
ドルコスト平均法の観点からよりリスク分散をすることが可能です。
ただし、「毎日設定」での引き落とし方法は証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)のみになります。
ポイント還元を考えるとメリットとしては少ないかもしれません…
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新NISAを楽天証券で始めるデメリット
楽天経済圏を利用していない人には不向き
楽天証券を利用する最大のメリットはSPUですが、そもそも楽天経済圏を利用していない人にはメリットが少ないです。
既にメインで使用しているクレジットカードや口座があるならば、他の証券会社の検討も考慮してもいいかもしれません。
- SBI証券:三井住友カード
- マネックス証券:マネックスカード
- auカブコム証券:au PAYカード
ポイントの獲得の条件や設定が複雑
ポイント獲得の条件や設定が確認方法も含めて複雑になっています。
折角設定したのに条件の違いでポイントをを貰えないケースもあります。
SPUの条件となる対象銘柄・達成金額・支払い方法などは正確に確認する必要があります。
よりお得に利用する際には、必ず把握しておきましょう!
ポイント条件改悪の可能性がある
楽天証券に限らずですが、楽天グループでは度々ポイント条件の改悪があります。
例えば、2022年4月1日以降、楽天証券でのSPU条件が以下のように変更となりました。
▶︎変更前
- 「楽天ポイントコース」を設定
- 1ポイント以上を利用して月に500円以上ポイント投資で投資信託を購入で+1.0倍
↓
▶︎変更後
- 「楽天ポイントコース」とマネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券の口座連携)を設定
- 30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
- 30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍
今後も同じサービス内容が利用できる保証はありません
楽天証券で新NISAを始めるのに向いてる人
- 楽天経済圏を利用している
- 楽天ポイントを貯めたい、投資に使いたい
- 少額から投資を始めたい
- 新NISAの投資信託を上限までキャッシュレスで積み立てたい
ポイント達成条件の複雑さやサービス内容変更の可能性は、どこの証券会社もあり得ると思われます。
少なからずデメリットもありますが、それを差し引いてもメリットの方が大きいと考えられます。
特に楽天経済圏を利用している人、少額から投資を始めてみたい人におすすめです!
まとめ:新NISAを楽天証券で始めるのはメリットが多い!
- キャッシュレス決済やSPUなどポイントが貯めやすいサービスが充実
- デメリットとしてはSPU条件の複雑さやサービス内容改悪がある
- 楽天経済圏を利用している人、少額から投資を始めてみたい人におすすめ
新NISAは国が推奨する非課税制度ですが、今回紹介したメリットを活かすことでよりお得に運用できます。
楽天ポイントは使える場所やサービスが多く、普段の買い物でも利用しやすいのも魅力です。
この機会に楽天証券で新NISAを始めてみませんか?
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